Interview
Vice President
金 麗韵
Liyun Jin
入社年月:2023年12月
出身地:上海市
出身校:慶應義塾大学経済学部
趣味・特技:スノーボード、バレーボール、ゴルフ
好きな言葉:「遠くを見ないと、目の前のことで精一杯になる」
困難も喜びも、メンバーで共に分かちあう
控えめで、穏やかな口調。そこには、冷静な判断力とアグレッシブな意志が秘められている。入社前はコンサルティングファームのほか、大手日系電機メーカーや外資系事業会社で、マーケティング部、経営企画部、EC販売部を経験し、企業の成長に携わってきたのが金 麗韵。不況に陥った企業の再生戦略の策定、自立再生のハンズオン支援、企業買収時のデュー・デリジェンス支援などを手がけてきた。
「事業再生だけでなく、既存事業の成長が伸び悩んだクライアントとともに新規事業創出の支援、コスト削減を目的とする業務フローの改善支援などを通して、企業のトップラインの成長からボトムラインの改善まで支援した経験があります」
ターンアラウンドとは何かについて考える機会が多かったと振り返る。大胆な変革を実現するために金が重要視するのは2点。まずは、優先順位。次に、スピードだ。
「企業が業績不振に陥った場面では、複合的な課題を抱えるケースがほとんどです。あちらもこちらも、と次々に問題が掘り出されます。最優先で止血すべきなのはどこか。判断と実行のスピード感が大切です」
入社後はすぐにプロジェクトメンバーへ加入。「東京オフィスは小規模ながらグローバルな環境なので、さまざまな国籍のメンバーと協力する機会が多く、新鮮な経験ができています」と感想を語る。
「人とナレッジに助けられています。新たなプロジェクトにアサインされると、過去に類似プロジェクトがあれば通知が来るため、グローバルの事例が確認できます。海外オフィスのスタッフとダイレクトに繋がっているのも強みですね。他人へ開示することに抵抗がない社風があり、惜しみなく共有するカルチャーに感謝しています」
今の仕事で最もやりがいを感じる瞬間は、自分が設定した目標をクライアントと一緒に達成したときだ。
「うれしい出来事ならば共に喜び、悪い出来事ならば乗り越える方法をクライアントと一緒に考えます。チームメンバーとは、互いに支え合う存在ではないでしょうか。喜びを共有し、つらいときには助け合える関係だと思います」
幼少時に祖母から教わった「遠くを見ないと、目の前のことで精一杯になる」という中国のことわざが好きだという。「でも、最近では目の前の小さなことにも注力する重要性を感じているところです」と金。
経営の現場を間近に見て、業績改善や事業創出をサポートに携わる現在。将来のキャリアパスとして、自身が経営者になることにも関心がある。彼女が考える「理想の組織」とは、どんな形だろうか。
「クライアントのために働く組織。従業員の価値観を大切にする組織。そして、進化し続ける組織のことだと思います。アリックスパートナーズでは即戦力となる人材を歓迎しますが、個人的に東京オフィスで一緒に働きたいのは、さらなる進化を組織にもたらす『多様な価値観を持った人』でしょうか。ここは、グローバルなステージで先進的な方法論を取り入れてインパクトを出したいと願うコンサルタントに向いた環境です」